平成30年9月26日に司法書士筆記試験の合格発表があった。結果は合格だったのだけど、発表前はとてもドキドキした。当日の様子。
朝からお昼まで
朝は6時前に目が覚めた。最近は4時とか5時とかに目が覚めてしまうので、よく寝れたほう。昨晩は合格発表前日というのがあってか、寝つきが悪くて1時前に寝たので、そんなに寝れてはいないのだけど。
朝起きて出勤するまでに、他の司法書士受験生のブログをチェック。このソワソワした何とも言えない気持ちは、今年受験した受験生にしか分からないので、そんな気持ちをアップしているブログはないかなーと思って見てみたのだけど、そんなのは見当たらなかったw。
午前中はいつも通りに淡々と過ごしていた。「今日は合格発表だけど、気持ち的には普段の平日と変わらないなー」と思いながら、お昼のお弁当を買いに行った。
でもお昼を食べている時に、急に動機がw。
「なんだろう、とっても心臓がドキドキするw」
自分の中では、合格発表をそこまで意識している認識は無かったのだけど、それはうわべだけで、本当はとっても気にしていたよう。あまりに意識してしまうとシンドイ1日を過ごすことになりそうだから、意図して気にしないように思っていただけかもしれない。頭ではそう思っていても、体は正直やな。
と友人にLINEしてみた。そんなLINEを貰っても友達も困るだけだろうと思いつつも、一人でいるこの状況に耐えられずに送信してしまったw。友人からは「僕もドキドキしてきました(笑)」「私も(笑)なんか緊張する」と返ってきた。この状況の気持ちを共有してくれている友人の存在に癒された。
発表まで2時間
午後2時。発表まで2時間。仕事をしなきゃなんだけど、手につかない…w。
と、昨日に思っていたのに、今日はとっても仕事が暇w。自分で作れば仕事はいくらでもあるのだけど、あえて今しなくても良い仕事をする気がおきないw。ネットサーフィンしながら口述模試の日程などを見たり、去年の合格者のブログを見たりしていた。
発表を見る
遂に合格発表の時刻、4時になった。4時3分くらいに法務省のサイトを開いた。重くてなかなか開かない…。PDFをクリックしたけど、何回かサーバーエラーが出て見れないw。これは毎年のことなので、そんなに焦らない。何回かトライして、やっとの思いで開くことが出来た。
まず見たのは合格者番号のPDF。PDFをクリックするまでは淡々と出来たのだけど、PDFを開いて、1ページの合格者の受験番号が目に飛び込んで来た時、急に緊張が走った。自分の受験番号があるとすれば、PDFの一番最後のページにあるはずなので、恐る恐るマウスをスクロールする。自分の受験番号があるだろうページの前に来た時、スクロールする手が止まった。
意を決して最後のスクロールをしたら、自分の受験番号を見つけることができた。
合格していたことを知った時、喜びというより、ホッとした安心感の方が大きかった。
そういった気持ちの方が大きかった。喜びの感情ももちろんあったのだけど、狂喜乱舞するくらいの感情はなかった。4年間も心血を注いで勝ち取った合格なのだから、もっと浮かれた気持ちになるかな、と思っていたのだけど、そうはならなかった。
その後、家族や友達や予備校の先生にLINEで合格の報告をした。そしたら、すぐに予備校の先生から電話がかかってきた。「本当におめでとうございます。さとるさんの合格を他の誰よりも一番に聞くことが出来て、本当に嬉しいです。さとるさんは実務で必ず大成功します。マスコミに取り上げられたりすると思うので、その時は私をゆかりのある人物として紹介してくださいねw」みたいなことを言われた笑。5分くらい色々話したのだけど、覚えているのは、マスコミに取り上げられるという件くらいw。マスコミに取り上げられるくらいに頑張ろう笑。
ほとんど全ての友達から、「おめでとー!」とすぐに返信がきた。みんな、今日の発表を気にしてくれていて、報告を待ってくれていたようだった。。。こんな自分のことを気にかけてくれて、本当にありがたい。発表を見た直後は、そこまで喜びの感情はなかったのだけど、こうして周りの人達からのお祝いの言葉を頂くことで、合格の喜びの実感がだんだんと沸いてきた。
友達との電話
そんなこんなで事務所をあとにして家についたころ、幼稚園からの幼馴染の友達から電話がかかってきた。この友達は、税理士の友達で、勉強開始当初からずっと応援してくれていた友達。
「おめでとー。本当に良く頑張ったね。でもいつか絶対受かると思っていたから、当然の結果だと思ってるよ。」と言ってくれた。3回も落ちてガッカリさせてきたのに、4年もの間見放さずに、ずっとそばで応援してくれていたこの友達からの電話は本当に嬉しかった。やっと良い報告が出来て良かった、と思った。
この幼馴染の友達と電話を切った後、別の友達の声を聞きたくなったのと、直接声で合格の報告をしたくなった。パッと思い浮かんだのは、一緒の予備校に通って、1年間机を並べて勉強を共にしていたFさんだったので、電話をしてみた。
「おめでとうございます!今年は絶対受かると思っていたけど、万が一落ちていたらどんな言葉をかけたらいいか、とっても悩んでいましたよ~笑」と言われたw。そうか…確かに落ちた時に投げかける言葉って難しいよな…。これまであまり考えたことがなかったけど、応援して貰っているだけではなくて、色々と気を遣わせてきたんだなぁと少し反省をした。
親との会話
友達とのやりとりを一通り終えた後、親と外食した。親は合格のLINEが来た時、腰を抜かして動けなかったそう。
と思ったけど、それだけ自分の合否を気にかけてくれていたんだな、と思うと、ここでも改めて感謝の気持ちを抱いた。「『どうか採点ミスがありませんように』と、試験後から今日まで毎日お祈りしていた」とか、「今日が近づくにつれて、夜は眠れなくなっていた」とか言っていた。
親しかり、友達しかり、ただ単に自分は応援をして貰っているという受け身の感じでいたんだけど、受験勉強をすることで気を遣わせたり負担をかけたりしていたことを知った1日だった。
夜、今この記事を書いている
親と外食した後、家に戻ってきて、ひといきついた後に、今この記事を書いている。親や友達と話したり、友達とLINEしていた時は、ちょっと気持ちが盛り上がっていたのだけど、今はとても冷静な自分がいる。先人の合格者のブログで、喜びはあとから実感するようになるというようなことを書いているのを見たけど、そういうもんなのかな。
今思うのは、「諦めずに努力を続ければ、結果は必ずついてくる」ということ。今までの人生で、そこまで真剣に努力というものをしたことがなかったので、これを実感できたことは自分にとってとても貴重な財産になっていくと思う。あとは、受験勉強を通して、周りの人達の存在が、自分にとってどれだけ大切で有難い存在だったかを改めて認識することが出来たことに感謝。応援してくれていた全ての人に感謝しつつ、眠りにつこうと思う。