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【令和2年度】受験票の発送を一時見合わせ【簡裁訴訟代理等能力認定考査】

認定考査受験票発送一時見合わせ

令和2年度簡裁訴訟代理等能力認定考査(以下、認定考査)について、法務省の公式ページで以下の発表があった。

今般の新型コロナウイルス感染症の状況により,試験の実施に変更が生ずる場合もありますので,受験に当たっては,事前に本ページを御確認いただくようお願いいたします。
これに伴い,令和2年5月8日(金)までに発送を予定していた考査受験票については,発送を一時見合わせますので,御理解いただきますようお願いいたします。

令和2年度の認定考査は6月7日(日)に実施予定。今日は5月5日。あと1カ月程しかない。

認定考査は、特別研修の修了者に受験資格があり、認定考査に合格して認定司法書士になると、簡裁訴訟代理業務が出来るようになる。特別研修を受けるかも認定考査を受験するかも登録して認定司法書士になるかも義務ではないので、認定司法書士になるかどうかは自分で決めることが出来る。

認定考査には、多くの場合は合格年度の特別研修を受けて臨むけれども、業務との兼ね合いで次年度以降に受験したり、そもそも認定を必要としないので受験しない人もいる。

合格率は、H30年度までは下降傾向にあり、H30年度は43.1%と過去最低の合格率となったけど、R1年度に過去最高の79.9%まで跳ね上がった。合格基準が70点満点中40点の絶対評価試験なので、R1年度は簡単だったと言われることもあるけど、実際に受けた身としては、オーソドックな問題だったかもしれないけど例年に比べて特別簡単だったという感じはしなかったのだけど^^;。まぁ、問題の難易度に関係なく、やることをやった人が受かっていく試験であることは間違いない。

受験票の発送が一時見合されたけれども、予定通り6/7に実施されるとしたら、今から試験までは1カ月程。真面目な人は特別研修の時から試験日まで継続的に勉強を続けていて、もっと真面目な人は特別研修が始まる前から本読んだり予備校の講座を受けて試験に臨んでいた。自分はというと、研修が終わってから暫くはのんびりしていたので、試験20日前から気合いを入れ直して、いきなり過去問を読んでテキストに戻る学習法で勉強をした。やったことといえば、辰巳法律研究所さんに頂いた過去問を解いて、『要件事実ドリル』を読んだことくらい。

同期の中にはホントに尊敬できる人が沢山いて、そういった人は特別研修中から認定考査の日まで継続して淡々と勉強を続けていた。でも自分のように特別研修が終わってから暫くは勉強から遠ざかっている人も結構いたと思うw。でもR1年度の合格率は79.9%。皆がギアを入れた時の馬力が凄い。

受験票の発送が見合わされたことによって、6/7の試験日が延期される可能性があるので、モチベーションを高めるのが難しいかもしれない。でも試験日が決まったら、皆本気で勉強し始めるはず。個人的には、試験日の20日以上前には試験日が確定すると思うので、今はちょっとトーンダウンしていても、(改正民法の絡みがあるので、その対応をするのに時間はかかるかもしれないけど)そこからギアチェンジするので全然間に合うと思う。全く0からの知識でスタートするんだったら難しいかもしれないけど、認定考査は特別研修というめちゃめちゃ濃い時間を経て知識をインプットしているはずなので、とっかかればそこで習得した内容が記憶から呼び起こされる。

いずれにしても、感染リスクのストレスを抱えながら日常生活を送らないといけず、そんな中でも試験勉強をしなくてはならず、今の状況はホントに大変だと思いますが、くれぐれも体調を崩さないようにご自愛お祈り致します。


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