参考勉強法・年度別試験情報

3年目の模試で基準点を大幅に下回るのは、結局は本気で勉強していないからと思った話

勉強の本気度

先日、3年目の受験生友達から、こんな相談をされた。

「こないだ受けた模試で、午前択一17問、午後5問しか取れへんかってんけど、なんでか分からんねん。どうやったら基準点取れるようになるんやろ。」

もしかしたら、彼が受けた模試が鬼ほど難しかったのかもしれないけど、3年目でその点数しか取れないのは、かなりの問題をはらんでいる気がする…。

そもそも勉強をしていない

さとる
さとる
それだけしか取れへんかった理由は、自分なりになんやと思ってるん?

と聞いてみた。すると「勉強はしてるし、勉強のやり方が間違ってるんかな。」と言う。

でもよくよく聞いてみたら、そもそも勉強していないことが判明。友人は、平日フルタイムで働き、週末はお休みの仕事をしている。仕事は残業の無く定時で帰れているという。ちなみに結婚していて、同じくフルタイムで働く奥さんはいるけど、子供はいない。

ということは、平日は最低でも3時間、良くて5時間は勉強出来るだろうし、休日は最低8時間は出来るだろうと思うんだけど、平日は勉強しない日もあるし、休日は8時間も出来ないという。

さとる
さとる
なんで?

と聞いてみたところ、奥さんとの時間も大切にしたいし、共働きだから家事もしないといけないし、平日は仕事から帰ったら疲れているから勉強する体力が無い時が多いらしい。

この直前期に、彼の中で勉強することよりも優先することがあったり、勉強しない言い訳をするなら、こちらから何かを言っても無駄だと思った。

そういう訳で、自分の中では、3年目にして模試で基準点を大幅に下回る点数を取るのは、本気で合格したい気持ちはなく、そもそも勉強していないんじゃないかという結論を出したのだけど、もう少し話をしてみることにした。

勉強の仕方を間違っている

さとる
さとる
そうなんや。自分の中では勉強はしてるんやんな?そしたら勉強の仕方が間違ってるんかもしれんな。

と、言ってみた。普段どういった風に勉強しているのか聞いてみたところ、テキストの通読を主にしていて、過去問はあまり解いていないという。

さとる
さとる
過去問はなんで解けへんの?

と聞いてみたところ、「過去問を解く時間がないし、インプットが大事だと思うからテキストに書いていることを覚えようと思っているから」という。

テキストの読み込みをメインにして合格する人は沢山いる。なのでテキスト重視の勉強をすることは否定はしない。でも、過去問を解かずに模試で全然点数が取れないなら、演習不足であることは否めない気がする。

インプットが出来ていても、問題でどう問われるのか、また問題を解く時の解法を自分なりに確立させていないと正解を導き出すことは難しい。少なくとも、今の勉強方法で得点出来ないのならば、その勉強方法は自分には合っていないか間違っているのだと思う。

なので、

さとる
さとる
3年間勉強してある程度インプットは出来てるんやろし、テキスト読むよりも、過去問解いてアウトプットをする時間を取ってみたらどう?

と言ってみた。「うーん…、それはそうなんやけど、まだインプットが完全じゃない気がして不安やねん。」と言う。

さとる
さとる
そっか。じゃぁテキストの読み込みを続けて、もっと知識を固めていくのがいいかもね。

と言ってみた。

本気で合格したいという気概が感じられない。そもそも勉強をしていない。過去問演習してみたら?と言っても、する気はない。つまり現状を何も変える気が無い。

何を言っても無駄かな?とも思ったけど、嫌われても良いのでこう言ってみた。

さとる
さとる
今のままやと今年も合格は出来へんと思う。3年間勉強して、その点数やったら、基礎も出来てないんちゃうかな。そもそも本気で勉強してなさそうやし、勉強方法うんぬん以前の問題やと思う。

と。

本気で合格したいと思って努力をしている人には全力で応援したいと思うけど、本気で勉強していない人には冷たい言葉をかけてしまう。励ましの言葉や優しい言葉をかけられると思っていたのかもしれないけど、そんな言葉はかけない。

でも、冷たい言葉をかけるのも優しさw。ほんとにどうでも良かったら「大変だね。でも頑張れば絶対合格できるよ」みたいな適当なことを言うと思う。

そんな事を言われてなんて返してくるかなーと思ったけど、「そうやんなぁ。今のままやとヤバいとは思ってるねん。」と言った。

さとる
さとる
ヤバいって自覚はあるねんな。そしたら次は、気持ち入れ替えて本気で勉強して、それでも点数伸びへんかったら、また相談乗るな。

と言って、この話は終わった。

直前期の今だからか、最近受験中の友達からよく連絡がくる。多くの友達は、本気で勉強しているのを感じる。そういった友達には「今年絶対合格できますように」と毎日のように祈っている。


他の人はこんな記事も読んでます