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司法書士試験の直前10日間の勉強

試験前10日間にやったことのまとめ。

・過去問の付箋をつけた肢の見直し
・テキスト全科目通読
・ケータイ司法書士全6冊(左ページのみ)通読
・記述式過去問の過去5年分を解く
・記述式の間違いメモの見直し

過去問の付箋をつけた肢の見直し

普段の過去問演習の時に、間違えた肢に×、迷った肢に△のチェックをつけていた。そもそも理解出来ていないのか、思考回路が固まっているのか、間違える肢は何度も間違えてしまう。試験10日前には×と△をつけた肢をひたすら解いた。

5日前くらいになると、間違える肢も少なくなってきた。どうしても間違えてしまうものは、答えだけ覚えるか、割り切りも大事と思って諦めることにした。試験前日にはチェックしていた×と△の肢を、全て〇に変えることが出来た。

完璧ではないけど、「やりきった!完璧!」と思い込むようにした。

テキスト全科目通読

年明けも直前期も過去問重視の勉強をしていた。問題慣れしたのは良かったのだけど、6月に入ったあたりで、なんとなく知識が断片化しているのを感じていた。点の知識はいっぱいあるけど、点と点が線で繋がっていないイメージ。テキストを読まずに過去問重視の勉強をしている弊害かな。

このままの状態ではヤバいと思って、直前10日間で全科目の入門講座のテキストを通読した。テキストを読んで理解していくのではなくて、今ある点の知識を繋げていくイメージで読んでいったので、比較的スラスラと読むことが出来た。テキストを通読することで、最後に全科目の流れを掴むことが出来て良かった。

ケータイ司法書士全6冊(左ページのみ)通読

過去問は間違えた肢や迷った肢だけ解くことにしていたので、必然的にAランクの基本知識に触れる回数が少なくなる。Aランクの知識に触れないことで基本が曖昧になるのが怖かったので、『ケータイ司法書士』の左のインプットのページで基礎を見直した。当然分かっているはずと思っていたことも忘れていたりしていたので、最後にケータイ司法書士を見直しして良かった。

記述式過去問の過去5年分を解く

4月に入ってからの直前期は『オートマ記述式』を毎日不登法・商登法各1問解いていた。直前期は「オートマで基礎を作って、最後に過去問で仕上げる」というイメージで解いていた。オートマを何度も解くことで、記述に対する抵抗感は無くなっていたし、注意力もアップしていた。

去年までは記述の過去問をちゃんと解いたことが無かった。毎年、本試験で問題を見た時に、「ゲっ、難しそう。」っと思う。それは本番形式に慣れていないというのも一つの理由だと思ったので、問題慣れする意味もあって過去5年分の過去問を解いた。

本試験の現場ではパニックに陥ってめちゃくちゃ難しいと思っていた去年や一昨年前の問題も、普段の落ち着いた状態で解いたら、そこまで難しいとは思わなかった。そう思えたことで、「落ち着いて解けば記述も大丈夫」と思うことが出来たので、記述の過去問を直前に解いたことも良かった。

記述式の間違いメモの見直し

普段の勉強で『オートマ記述式』を解く時に、解答用紙の間違えたところに簡単な解説を書き込んでいた。記述も択一と同じで間違えるところは何度も間違える。直前に自分が間違えたところを何度も見返して、刷り込むように頭に入れた。

やらなかったこと

「模試の見直し」はやらなかった。ふと、模試で間違ったところを思い出して気になったこともあったけど、「模試で間違ったところは本試験では出ない」と思うようにして、見直しはしなかった。去年は答練の問題が気になって直前に見たりしたけど、そうすることで余計な知識が入ったり、覚えていた似たような知識が曖昧になってしまったという反省があったから。

模試の問題が本試験で出たのか出ていないのかは分からないけど、直前に模試の見直しをすることで不安になったり知識が曖昧になったりすることがなかったので、模試の見直しをしなかったのは正しい選択だったと思う。

直前10日間を振り返って

直前10日間もいつもと変わらず普通にフルタイムで働いていた。こう書いてみると、「よくこれだけやれたな」と思う^^;直前の集中力って凄い。計画通りに淡々と勉強をして、淡々と直前期も過ごせば今年は大丈夫と思っていたので、精神的に不安定になったりすることも無く、淡々と決めたことだけをやっていた。

やることを絞って、初めに無理のない計画を立てたことが、今年は良かったと思う。

ケータイ司法書士I 2021 民法


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