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予備校講師から頂いたありがたいお言葉(司法書士試験)

予備校の先生からは、勉強の理解に役立つ言葉や、モチベーションの上がる言葉を沢山いただいた。

一言で言えば?自分の言葉で置き換えて。

講義の最中に、よく先生が「一言で言えば?」と言っていた。

先生が説明した内容を一言で置き換えることによって、自分がその内容を本当に理解できているのかを確認することが出来た。先生が説明した直後にこれを言われる時は、一言で自分の言葉に置き換えることは難しかった。でも分からないなりに、長い説明や難しい内容を説明されたまま覚えるのではなく、「これはどういったことだろう?」と考える癖がついた。

成長は必ずしている

2年目の試験の前に、模試を受けた日の後のこと。

「5択のうち2択までは絞れるのですが、最後の2択で迷って間違えてしまいます。」

という話を先生にした時、こう言われた。

「最後の2択まで絞れているのですから、確実に成長しています。初めは2択まで絞ることさえ出来なかったでしょ?歩みを止めることなく勉強を続けてください。」

最後の2択でウンウン悩んでやっと答えを出したのに間違えた時は、テンションがダダ下がりになる。でも先生の言う通り、学習初期の頃は2択にまで絞ることさえ出来なかった。テキスト等でインプットしているはずなのに、5肢全部が習った事ない知識の肢に見えることばっかりだった。その状態から考えると、確かに確実に成長をしている。

同じ一つの事象でも、捉え方によって良いようにも悪いようにも考えることが出来る。4年目に突入した今でも答えを間違えることはある。昔だったら「4年も勉強しているのに何故間違えるんだ」と自己嫌悪に陥っていそうだけど、今は「択一で満点とれる人なんて一握り。間違えることがあっても仕方ない。」と、ある程度割り切ることが出来る。(でも、もちろん基本問題を間違えた時は猛反省w)

横綱相撲をしましょう

横綱相撲とは、コトバンク(大辞林第三版の解説)によると

正面から相手を受け止めて圧倒的な力の差を見せつけて勝つこと。

だそう。3年目の試験は、択一・記述ともの基準点は超えたけど、総合合格点に届かずに落ちた。合格点前後に団子状態で沢山いる受験生の中の一人だった。

この試験は、ある程度勉強を続けていると、”合格レベル”と言われるレベルまではイケると思う。でも、この合格レベルにいってからが、本当の勝負。毎年の試験結果の得点員数表を見ると、合格点前後に人がひしめき合っている。そこら辺にいる人たちは、その年の問題との相性だったり当日のコンディションだったり、ちょっとしたことで合格と不合格が入れ替わるんだと思う。

団子状態にいるレベルだと、試験を受けてから基準点発表までの期間が精神的に辛い。基準点発表の後も、合格発表までの間まで辛い。去年は、気にしても仕方ないのに採点の事が気になって他のことが手につかず、毎日「受かりますように」と神頼みしていた笑。

去年の試験結果が分かった後に、先生から「次は横綱相撲をしましょう。」と言われて、横綱相撲という言葉が自分の中にスッと入ってきた。試験を受けるまでが大変なのに、試験を受けた後までしんどい思いはしたくない。「そうだ、次は横綱相撲を取ろう!」。”受かればいいな”から、”受かって当然”と思えるレベルにまで高めて次の試験に臨もうと決心することが出来た。

明鏡止水

明鏡止水とは、goo辞書によると

邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。

だそう。恥ずかしながら、先生に言われるまで、明鏡止水という言葉を知らなかった。

今年の直前期は、昨年までに比べるとさほどアタフタすることなく淡々と過ごせた。でも、それでも気持ちの揺れはあって、基本問題を間違えた時などは気持ちがズドーンと落ちた。

「明鏡止水でいきましょう。」

“直前期にこんな簡単な問題を間違えてしまって大丈夫だろうか…”と思っていた時に、先生にかけて貰った言葉。気持ちが揺れそうな時、「明鏡止水、明鏡止水」と唱えることで、直前期でも落ち着いて勉強が出来た。

予備校の先生には、本当にお世話になっている。ただ知識を教えるだけでなく、心のケアまでしてくれる。先生のご指導を無駄にしないためにも、合格して先生に良い報告をしたい。

【2019年1月追記】その後合格し、先生に報告しました↓。

合格報告会
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