専業・兼業・独学・勉強法

司法書士専業受験生は兼業より有利だと勘違いしていた話

「司法書士試験には専業が有利か?」司法書士受験生なら恐らく誰もが思う疑問だと思う。自分は専業と兼業の両方を経験している。全て主観なので、全部の受験生に当てはまる訳ではないけど、自分の体験談を書いてみる。

専業受験生

時間がある

専業受験生の最大のメリットは何といっても「時間がある」こと。試験科目が多くて、覚えることも膨大なこの試験には、物理的に勉強時間をとることが出来ないと合格は難しいと思う。専業受験生であれば、一日のほぼ全てを自分の時間に使える訳で、兼業受験生に比べると、その点は圧倒的なメリットだと思う。9時5時の平日フルタイムの仕事をしていると、平日の日中は勉強出来ないし、残業や休日出勤がある日もある。兼業受験生が仕事をしている時間を全部勉強時間にあてられることは専業受験生の一番のメリット。

仕事に勉強時間を侵食されない

専業受験生であれば、仕事をしていないので、仕事から生じるストレスを感じることはない。1年目は司法書士業とは全く関係の無い所謂”企業のサラリーマン”をしていたのだけど、仕事内容のことだったり、人間関係のことだったりと、仕事が終わってからも仕事のことが気になって勉強が手につかない日も結構あった。日中に起こったトラブルが気になって解決方法を考えたり、明日の仕事の段取りを考えたり、と。仕事は「業務時間内で終わり!」と精神面でもキッパリ切り替えられたらいいのだけど、自分はそういうタイプではなかったので、家に帰ってからも仕事のことを考えてしまっていた。専業受験生は勉強以外のストレスをなるべく無くして勉強に専念できる。

24時間勉強出来ている訳ではない

専業受験生は時間があるけど、一日中勉強しているかというと、そうでもない。もちろん「起きてから寝るまで全て勉強時間にあてていました」という専業受験生もいるとは思うけど、少なくとも自分はそうではなかった。時間はたっぷりあって、何に拘束される訳でもなく、その時間は全て自分の自由に使える時間。専業受験生になった当初は「1日最低10時間は勉強するぞ!」と気合に満ち溢れていたものだけど、1年間という長い期間をそんなモチベーションでずっと続けることなんて出来ずに「今日はもういっか。」とか「眠いしもちょっと寝よう」とか思ったりして、毎日欠かさず10時間勉強なんて全く出来ていなかった。

言い訳が出来ない

「勉強すれば受かる」。どんな試験でも言われること。兼業受験生であれば「仕事が忙しくて勉強時間が取れなかった」とか、「働いて生活出来ているし、気長に続けるわ」とか、もし不合格になったとしても色々と理由をつけられる。専業受験生は勉強が仕事みたいなもので、その成果は”試験に合格すること”ただ一点だけだと思う。色々な外部的要因が絡む仕事とは違って、勉強は自分一人で完結できる要素が大きいと思う。合格という成果を出せないのは、計画段階での見通しが甘かったか、勉強方法が間違っているか、そもそも勉強していないか等等、全部自分の責任だと思う。試験勉強とは全く無縁の人から「1年もずっと勉強していたのに受からなかった人」というレッテルを張られても仕方ないと思う。

過度にプレッシャーがかかる

言い訳ができないことに関連しているけど、専業受験生は兼業受験生に比べて「失敗出来ない」というプレッシャーが半端ないと思う。当時自分もふいに「失敗したらどうしよう。先が無い。」という思いが頭に浮かんで眠れないことも結構あった(考える暇があったら勉強しろって感じやけど^^;)。特に直前期の精神状態はヤバかった。「合格する」という自信よりも、「落ちたらどうしよう」という負の考えの方が頭の中を占めていたと思う。当然、試験当日も頭は真っ白状態になって、結果は不合格^^;。

世間体が気になる

仕事をしていないと世間体が気になる。若ければ良いのかもしれないのだけど、30も過ぎて「無職」というのは、世間に対して萎縮的になる。同じ世代でバリバリ働いている友達には会いたくなかったし、独身だったので結婚している友達にも会いたくなかった。会社である程度の地位についたり、結婚して子育て真っ最中といった友達が多かったので、そういった友達と会うと、どうしても「自分は無職で合格するかも分からない試験に向けて勉強して、何しているんだろう」と思わざる得なかった。もちろんそこには目標があって「今は修業期間」だと思ってはいたのだけど、「無職」というのは自然と世間に対して自分を萎縮させていた。

親に申し訳ない

「受験生」というと響きは良いが、世間一般から見ると、ただの「無職」。「大学まで卒業させて、就職もしてくれてやっと安心できる」と思っていた息子が、いい年して突然「司法書士目指すわ」と言って仕事を辞めて1年間勉強すると言ってきたら、それはそれは心配だろう。合格率は3%、受かる保証はない。受かっても食べていける保証もない。全く反対もせず、心配する素振りもあまり見せてこなかった親だけど、心の中ではめちゃくちゃ心配しているのが分かっていたので、とても申し訳ない気持ちになっていた。(でもその分「頑張らないと!」という気持ちも芽生えた。)

お金がなくなる

無職に関連する話が続くけど、やはりお金がなくなるのは目の前に迫る大きな問題。1年は生活できるくらいの貯金を貯めて専業生活に入った訳だけど、無駄使いをしているつもりでなくても、なんだかんだと支出はあって、どんどんとお金は減っていった。収入がなく、ただただ口座残高が減っていくのを眺めて生活するというのは、想定していた以上に精神的に良くなかった。「お金がない」という差し迫る不安を抱えながら勉強するのはとてもキツイので、もし専業受験生をするなら何年間も生活に困らないほどの貯金をしてからにするか、不労所得で収入減を作ってからするのが良いと思う。

将来への不安が募る

自分は30代で仕事を辞めて専業になったので、それまでに積み上げてきたキャリアは一旦ストップ・・・というかリセットに近いものになった。法律とは全く異世界の仕事をしていたし、試験後の生活や仕事を考えると、受かっていても落ちていても不安があった。兼業であれば、とりあえず仕事はしている訳だし、将来への不安は専業受験生に比べたら低いと思う。

こうして思いついたことを書いてみると、デメリット的なことの方が多かった。恐らくそれは「いい年して無職」というのと、「失敗できないという過度なプレッシャー」がかかることが、自分には思っていた以上に合っていなくて、常に精神的に不安定だったことに起因している。

もちろんこれは、高い目標を持って1年なら1年で結果出すと割り切って頑張れる受験生には当てはまらないことだと思うし、「専業が良いか?兼業が良いか?」は、それぞれの環境や性格によって違うと思う。

振り返ってみると、少なくても自分には専業受験生の生活は合っていなかった。でもこの専業受験生の時期に飛躍的に成長できたことは確かだし、司法書士になるという目標を明確化できたのもこの時期だった。専業受験生を経験していないと今の自分はなかったと思うので、この時期を経験したことは今の自分に良い影響を与えているとは思う

次は兼業受験生について書いてみよう。

【追記】「失敗出来ない」とか言っている割には一心不乱に勉強している訳ではない・・・。初めにも書いたけど、世間一般の死にもの狂いで勉強している専業受験生とは、専業に対する感じ方が全然違うんだろうなぁ、と思う。。。

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