勉強法・専業・兼業・独学

【回顧録】空回りした3年目(司法書士補助者と兼業受験生)

専業受験生だった2年目が終わり、3回目の受験に向けてまた勉強の日々が始まった。

再び兼業受験生へ。

3年目は働きながら勉強しようと思った。専業受験生の期間で基礎は頭に入っていた(つもりだった)ので、もう1年を専業で勉強するほどの時間は必要ないと思った。それに貯金がどんどん減っていったので、何か収入を得る手段を得ないと生活が出来なくなると思った。

仕事は何をしようか。前職と同じ職種だったら就職もしやすいだろう。でも司法書士の道を目指していたので、司法書士とは全く別業界の前職で働くことに気が向かなかった。将来のことを考えたら、やっぱり司法書士事務所で働くのがいいよな、と思い、司法書士事務所で補助者として働くことにした。

就職した事務所の給料は安かった。満足は全くしていないけど、今は勉強することと経験を積むことが最優先なので、収入面には目を瞑った。合格したら稼いで取り返そうという気持ちだった(今もそう思っている)。

補助者の仕事は、新しい経験ばかりで刺激的だった。これまで勉強してきたことが、実務ではそのまま役に立つことも多かったので、仕事には比較的スムーズに慣れることが出来た。でも、実務の慣習だったり、この世界特有の人間関係だったり、これまで全く別の業界にいたことしかなかった自分には戸惑うことも多かった。

テキスト重視の勉強

仕事にも慣れ、生活のリズムが出来てきた頃に、ようやく勉強をするリズムも作れるようになった。仕事をすることで勉強時間が物理的にとれなくなるので、勉強時間を確保するにはどうすればいいか。朝型スタイル、夜型スタイル・・・色々試してみた。結局、自分は夜型スタイルが合っているのだと思って、朝ギリギリまで寝て仕事に行って、帰ったら夜はギリギリまで勉強して寝るという生活で勉強をしていた。

とは言っても、毎日コンスタントに勉強が出来ていたかというと、そうではなかった。どうしても仕事で疲れて勉強しない日もあったし、日中の仕事のことを思い出して勉強が手につかないこともあった。平日は時間がないから週末の休日に勉強をしないといけないのだけど、疲れて寝てしまうことも多々あった。

この年の勉強方法は、テキスト重視の勉強だった。入門講座のテキストを繰り返し読むことをメインにした勉強。予備校の中上級講座を申し込んだけど、インプットの講座はすぐに受けるのをやめた。テキスト読む時間と過去問解く時間だと7:3くらいの割合だったと思う。記述は中上級講座の演習講座の講義と問題を中心にやっていた。年明けからは答練も受けた。答練を受け始めて、より時間がなくなったので、過去問を解く時間はより無くなった。

3年目の結果は・・・

そんな感じで受けた3回目の本試験。結果は2回目と同じで択一・記述とも基準点超えたけど、合格点には足らずに落ちた。でも2回目と違って、合格点まであと数点のところまできていた。テキスト重視の勉強のおかげで、民法等の考える系科目の点数は取れていた。午後の点数はとても悪かった。勉強時間は少なかったけど、3回目の試験を受ける前は受かる気でいた。でも振り返るとあと一歩、色々と受かるための要素があと少しづつ足りなかったように思う。

3回目の試験を受けた後、冷却期間を置いて勉強を再開した。その時、この3年間を振り返ってみて、自分にとって本当に合格に必要なことが分かった気がした。そういう訳で、また4回目に向けて勉強を頑張ることにした。(何回目まで続くんやろ・・・笑。)


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