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択一のマークの仕方(司法書士試験択一式解答法)

以前に問題を解く順番を試行錯誤しながら決めていった話を書いたけど、択一の問題用紙にマークする仕方を”こうと決める”のにもあれこれ試行錯誤して今に落ち着いたので、そのことを書いてみる。

今のマークの仕方

前提として、問題を解く時は、まずは冒頭の問題文を読んでから、アから順番にイ→ウ→エ→オの順番で全肢検討している。

軸肢検討より、断然、全肢検討が良いと思った話今年(平成30年度)の試験は、午前も午後も全肢検討した。全肢検討は、その名の通り、全部の肢を検討して答えを出す解法。これに対して軸足検討...

実際マークした問題用紙はこんな感じ。

  1. まず、問題文の太字になっているところ「正しいもの」を選べなのか「誤っているもの」を選べなのかを見て、太字の上に、正しいものならば〇、誤っているものならば×を書く。この問題は誤っているものを選ぶので、×を書く。
  2. 誤っているものを選ぶ場合は、誤っていると思った肢の左側(記号の左側)に×を書く。※イ、エ参照
  3. 正しいと思った肢には、肢の文章の冒頭(記号の右側)に〇を書く。※ア、ウ、オ参照
  4. 5肢読み終えた後、「問題文に書いた×」「肢の記号の左側に書いた×」を見て、イとエで×のセットが出来ているので、組み合わせからイとエのセットを探して、4を正解肢とする。

ポイントの一つ目は、誤っているものを選ぶ場合は、誤っていると思った肢の記号の左側に×を書いて、正しいと思った肢の記号の右側に〇を書くこと。こうすることで、余白の部分に×が浮き出て、一目瞭然で×だと判断した肢が分かる。

もし、〇も×も記号の上に書いた場合は、↓こんな感じ。これだと焦って思考力が低下している時に解いた場合に、誤っているものを選ばないといけないのに、アとウの〇の組み合わせが出来た時点で「組み合わせ出来た!答えは1や!」となりかねない。

「誤っているもの選べやのに、そんなアホなことせーへんやろ」って思うけど、模試で何度かこの失敗をしてしまった笑。時間が迫っていて早く答えが出したいと焦って解いていると、誤っているものを選べなのに、解いている途中でそれを忘れて、〇の組み合わせが出来た時点で「答え出た!」となってしまうみたい。問題の冒頭文に×と書いているにも関わらず…。

そういう訳で、×を選ぶときは肢の記号の左に×を書くことで、この問題は×のものを選ぶことが一目瞭然で分かるので、↑のような間違いをすることがなくなった。

ポイントの2つ目は、5肢検討し終えるまでは、組み合わせは見ないということ。

例えば先の問題で、イが×だと思って組み合わせを見て、イとセットのウとエを見てしまったら、どうしてもウとエを重視してしまって、アとオの肢を軽くみてしまう。もしイが○で間違っていた場合、見当違いな肢に時間をかけてしまい兼ねない。

なるべくフラットな気持ちで1肢1肢検討して、最後に組み合わせで判断する方が、正答率が上がった。まぁこれも自分はそうだったというだけの話で、人それぞれ自分にしっくり解くやり方で解くのが一番だと思うけど。

ポイントの3つ目は、△はつけないこと。以前は○か×か分からない肢には△をつけていた。でも△をつけてしまうと、振り返った時に、その肢を検討した時に「○寄りの△」だと思って書いたのか「×寄りの△」だと思って書いたのかが分からない。分からない肢には、自信無さ気に小さい○、小さい×をつけるようにした。そうすることで、1度目に検討した時に、直感的にどっち寄りだと思ったのかが分かるようになって良かった。

この択一のマークの仕方に行きつくまでに、マークの仕方も色々試したw。その中のひとつで、1年くらいやっていたのは、始めに全問題に、蛍光ペンででっかく○か×かを書いていく方法。こんな感じ↓。

この場合は×を選べだから、でっかく×と書く。そうすると、先に書いた×を選べなのに○を選んでしまうことは少なくなる。やっていた時は、「試験開始後は、まだ頭も回っていないし、淡々と作業的に○×書いていくことで、脳を準備運転させることになっていいかも」とか、「全問題を始めに流し見出来るので、問題文の長さとかどんな形式の問題が出ているかを把握出来ていいかも」とか思ってやっていた。

でも欠点は、初めに蛍光ペンで全問題に書いていくので、初めの2~3分はこの作業に費やすことになること。午前は時間があるので良いとしても、1分1秒が惜しい午後の試験でこれをやるのは、時間が勿体なく思うようになった。また、今年は「どんな問題もどんと来い」という気持ちでやっていたので、初めに全体を把握しなくても大丈夫な気がしたのもあって、このやり方はやめた。

問題の検討の仕方、答えの出し方、受かるために本当に色々と試行錯誤しているな笑。受かりたいな。


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