口述試験を受けてきた。毎年落ちる人はいないと言われているけど、本当だろうか・・・と思うほどにグダグダだったw。
試験開始まで
試験時間は午後だった。集合時刻が13:00、試験開始時刻は13:30からだったので、12時に会場の最寄駅についてマックでお昼ご飯を食べた。ご飯を食べながら司法書士法1条と2条の最後の確認。
12:20になったのでマックを出発。歩いてテクテク会場まで歩いて行った。会場前には予備校の人たちがいて合格祝賀会の案内等を配っていた。人通りが多い場所だったけど、自分が口述試験の受験生だというのが雰囲気で分かったのか、すぐさま寄って来てパンフレットを手渡された。いかにも受験生らしい青臭い雰囲気を醸し出していたのかなw、予備校の人達の嗅覚って凄い。
12:30過ぎに会場の待合室に入った。待合室での席は受験票に従って固定されていた。椅子の上に氏名票と研修の案内が置かれていた。研修の内容が気になるものの、試験までに口述マニュアルを見るほうが優先だと思って、研修の案内はカバンにしまった。
10月も半ばに差し掛かっているのに、部屋が暑い。。周りの人もスーツの上着を着ているので、みんな暑そうだった。試験委員の人たちはラフな格好だったので適温だったのかなw。クリアファイルで仰ぎながら汗をダラダラかきつつ、口述マニュアルを読んでいた。でも暑さに気を取られて全然頭に入ってこなかった。
13:00になって、試験委員から試験の説明があった。説明の内容は、試験を受ける順番はクジで決めることや、試験が終わったら待合室には戻ってこれないこと、待合室での過ごし方等、事前に口述マニュアルに書いてあったとおりだった。
ひととおりの説明が終わったあとに、クジ引きが実施された。試験委員が自席まで来てくれて、封筒に入っているクジをひとつひくように指示があった。自分が引いたのは2番。
みんながクジを引き終わったあとに、クジの順番に従って1番の人から前の席に座るように席替えがあった。席替えが終わったあと、試験開始時刻まで口述マニュアルを読んでいた。
13:30になると、1番の人が試験室に連れていかれた。連れていかれる前に、氏名や受験番号、住所等に間違いがないかの確認があった。
1番って緊張するだろうし、ここにいる人がみんな同期になるのかと思うと、全然知らない人だけど、自然と『頑張って!』と心の中で応援している自分がいた。口述試験の勉強が全然出来ていないので、人の応援している余裕などないはずなんだけど^^;。
ほどなくして、試験委員が自分のところに来て氏名等の確認をした後、試験室へ連れていってくれた。試験室まで少し距離があったので、試験委員の人と道すがら談笑することが出来て、少し緊張がほぐれた。担当の試験委員が良い人で良かった。
試験室の前に椅子が置かれてあって、そこに座るように指示があった。試験室まで行ったら、すぐにでも呼ばれて試験が始まるものだと思っていたのだけど、なかなか前の人が終わらない。会話の内容は分からないけど、なぜか中から笑い声が聞こえる。
不思議に思いつつも、少なくとも試験官は怖い人ではなさそうだと思って、ここでもまた少し緊張がほぐれた。
前の人がなかなか終わらないので、司法書士法の1条と2条を復唱などをしていて待っていた。ほどなくしてガチャっとドアが開いて、前の人が満面の笑みで出てきた。手ごたえがあったようで良かった^^。面識は全然なかったのだけど、去り際にガッツポーズをしながら「頑張ってくだささい!」と声をかけてくれた。めちゃ良い人^^。研修とかで見かけたら話しかけようw。
試験開始の合図は、試験室の中から鳴るベルの音だと指示があったので、ドアの前で耳を澄ましてベルの音を聞き逃すまいと待機していた。「チンっ」と音が鳴ったので、ノックをして試験室に入った。
口述試験が始まった。
不動産登記法
試験室は、思っていた以上に広かった。何十畳あろうかという部屋に、試験官が2名座っていた。一人は終始ニコニコしていて、もう一人の方も穏やかそうな方だった。
口述マニュアルに書いてあったとおり、初めは氏名等を聞かれた。
苦手にしている、まさかのオンライン申請…。この時点でちょっとパニック。
初っ端からグダグダw。オンライン申請について勉強をしてこなかったことを今更ながら後悔w。でも後悔先に立たず。非情にも質問は矢継ぎ早に飛んできた。
まさかの口述試験で不合格・・・?!)
不動産登記法が終わった時点で、意気消沈。筆記試験に受かって浮かれて友達とかに報告したけど「最終合格出来なかったらごめんなさい」とこの時点で本気で思っていた。試験官は温和な感じだったけど、答えたことが正解しているのか否かが表情からは全然読み取れなかったことが、不安を増幅させた。
商業登記法
終わった・・・色んな意味でw。不動産登記法と同じく、答えが合っているのか間違っているのか全然分からなかった。助け舟が出されるという情報は一体・・・涙。
司法書士法
ここに書いた以外にも何個か質問されたけど、ちょっとパニック状態だったこともあって、何を質問されたかを忘れてしまった。でも大体こんな感じの質問をされた。時間はあっという間に過ぎた感覚だった。半分も正確に答えていないと思う。口述試験の合格率はほぼ100%というのは本当だろうか…。
試験後
試験が終わって試験室のドアを開けたら、次の人が椅子に座って待っていた。自分がして貰ったみたいに「頑張って下さい!」と声をかけるつもりだったのだけど、待っている人はずっと下を見ていて目が合うことがなかったので、声をかけるのをやめたw。
試験室まで案内してくれた試験委員の人が帰り道も案内してくれた。
そりゃそうかw。案内してくれた試験委員の人に挨拶をして、試験会場をあとにした。あまりの出来なさに気持ちが沈んで、友達にラインした。
「何聞かれるかわからないし、ドキドキしますよね。とにかくお疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね~」とか「お疲れ様でした!大丈夫ですよ!絶対合格です!」という返信を貰って、少し立ち直った。持つべきものは友やね涙。
しばらくして、受験仲間からLINEが来た。「不動産登記法難しかったよね?サッパリわけワカメ。まぁ、大丈夫やと思って、今日のことは忘れよーお疲れ!」みたいな内容だった。不動産登記法はみんな難しかったのかな…みんな出来ていないならちょっと救いがあるw。
口述試験はほぼ100%受かるという事前情報を鵜呑みにして全然勉強しなかったのだけど、来年以降受ける方はちゃんと勉強した方がいいと思いますw。グダグダだった私は最終合格発表まで、またモヤモヤして過ごします…涙。