参考勉強法・年度別試験情報

毎日お祈りしていた2019年度司法書士筆記試験前一週間

祈り

本試験の直前は、とてもナイーブな気持ちになる。ちょっとしたことに影響されたり、聞きたくない情報を耳に入れてしまったりして不安になってしまうこともある。

こんなブログに影響力があると思うことは荒唐無稽な話かもしれないけど。もしかしたら影響を受ける人がいたら申し訳ないと思って、本試験の日の超直前期に入り、今年の司法書士試験のことについてブログを更新したり、Twitterで発信したりするのを控えていた。

試験前一週間はお祈り週間

本試験の一週間程前から、ソワソワしていた。

「予備校で同じクラスだったあの人が、どうか合格しますように。」

「仕事で知り合った補助者のあの人が、どうか合格しますように。」

「Twitter民のあの人が、どうか合格しますように。」

お祈りする毎日。

自分は予備校講師ではないので、知識面で役立てることはないし、受験生に役立つアドバイスも出来ない。直接メッセージを送るとプレッシャーをかけるかもしれないし、ただの老害に思われるかもしれない。なので、草葉の陰からお祈りだけすることにした。

自分が受験生だった時、家族や友達が応援してくれたり自分のことのように心配してくれたりしていて、その時は正直「なんでこんな自分のために、そこまで思ってくれるんだろう」と思う気持ちがあった。

でも、今ならその気持ちが分かる。

人生をかけて努力している姿や、仕事をしながら眠い目をこすって勉強している話や、色々なことを我慢して目標に向かって直向きに猪突猛進しているのを見ていると、本当に応援したくなる。

司法書士試験の難しさは、真剣に勉強した受験生にしか分からない。3%という合格率の低さ、膨大な試験範囲、勉強範囲から逸脱した選択肢の出題、午後の部の理不尽にも思うタイトな時間設定、合格レベルと言われてからの長い道のり…。

色々な思いを抱えて、1年に1回の5時間の試験に全てをかける。想像を絶する程に重い受験生のプレッシャー。今年の受験生の力になれることはないけど、直前期や本試験の日、本試験後の苦しい気持ちは痛いほどに分かる。

合格発表までもお祈りの日々

試験を受けてから合格発表までの期間が長いのも、この試験の辛いところ。

択一式の基準点発表まで約1カ月。筆記試験の合格発表まで約3カ月。最終合格発表まで約4カ月。手応えがあってもなくても、合格発表までヤキモキした気持ちになる。

去年の自分を思い出すと、試験が終わった後、誰かに話を聞いて欲しかったことを思い出した。ふいに襲ってくる不安な気持ち、何も手につかないフワフワした気持ち、手応えはあったとただ言いたいだけ、etc…。

大したアドバイスも出来ないし期待する応えも出来ていない気がするんだけど、ありがたいことに、こんな自分にLINEやTwitterのDMでそんな気持ちを送ってくれる方がいる。

「今年はイケると思う」「手応えはあった」「基準点を超えていないかもしれない…」

試験にかける思いや勉強法が人それぞれのように、本試験後の感想も人それぞれ。一人一人のメッセージを読む度に胸が熱くなる。

試験は終わったので、結果は今更変わらないかもしれない。でも合格発表まで、あの人やあの人が合格するようにお祈りする。努力なしに自分が自分のためにする神頼みは効果がないけど、人が人のことを思ってするお祈りには効果があると思うから。。。

占い・神頼み
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