宅建・行政書士・その他

宅建の勉強を独学で3ヶ月して受かった話

法律系の資格で初めて取ったのは宅建士だった。宅建士の勉強について書いてみる。

宅建士の試験概要

宅建試験

試験日時 例年10月の第3日曜日13時から15時まで(2時間)
合格発表 例年12月上旬
受験手数料 7,000円
試験科目
民法等    14問 第 1 問~第14問
法令上の制限   8問 第15問~第22問
税・その他    8問 第23問~第25問、 第46問~第50問
宅建業法   20問 第26問~第45問
参考)令和元年度の合格点 35点/50点満点中

毎年10月の第3週の日曜日に実施される。問題は全部で50問。毎年合格点は変わるけど、約7割取ると合格できる。

合格のための得点計画

7割取るための得点計画を立てた。

  • 民法等    12問/14問中
  • 法令上の制限  6問/ 8問中
  • 税・その他   0問/ 8問中
  • 宅建業法   17問/20問中

計35問。

民法等・宅建業法がメイン科目なので集中的に勉強して高得点を狙う。残りをどこで取るかを考えた。税・その他は試験範囲が広い割に出題数は少なくて問題も難しいと思ったので、法令上の制限で得点を稼ぐことにした。

勉強ってそもそも学びを楽しむものだと思うけど、資格試験は合格することが一番の目標なので、勉強を楽しむことより試験に合格することを優先した。

独学で使ったテキストと過去問集

本屋さんでパラパラとテキストと過去問を立ち読みしてみた。覚える量もそこまで多くないし、問われる知識もそこまで深くは無いと感じたので、独学で勉強することにした。

使ったテキストは『らくらく宅建塾』一冊のみ。『らくらく宅建塾』は初学者にも分かりやすいように図や絵を用いて説明してくれたり、かみ砕いた説明で難しい法律用語も簡単に感じるように説明してくれている。ゴロ合わせも載せてくれているので、暗記すべきところをゴロ合わせで簡単に暗記できる。独学するのに最適なテキストだった。

過去問は『過去問宅建塾』を使った。過去問宅建塾は『らくらく宅建塾』シリーズの過去問集なので、らくらく宅建塾と連動して使うことができる。解説も簡潔で分かりやすい。そして安い(1冊1,944円!)。

勉強方法

基本的には「テキストを読む」→「過去問を解く」の繰り返し。テキストを1単元読んだら、その該当部分の過去問を解く。過去問解いて間違えたところや迷ったところはテキストに戻って確認する。これを淡々と毎日3時間、1カ月で1周した。

1周したら全体像が見えたので、2か月目はテキストは速読して、過去問をじっくり解いた。宅建の試験は基本的には過去問からの出題なので、テキストで覚えるより過去問を覚える方が得点に繋がると思ったから。

2カ月でテキストと過去問を2周して、3カ月目は過去問をひたすら解いて、確認したいところだけテキストを見た。試験の直前にはLECの模試を2回受けた。得点は計画通り7割前後だった。模試で7割だと受かるかどうかギリギリラインだけど、試験の直前に暗記モノを詰め込めば受かると思った。で、試験の結果は合格。

宅建試験から司法書士試験へ

独学で合格できたのは『らくらく宅建塾』という独学向きなテキストに出会えたから。勉強は全然苦じゃなかった。むしろ面白かった。特に民法。法律を学ぶのは初めてのことだったし、新鮮だった。

宅建の試験に受かることが一番の目標だと思って始めた勉強だったけど、法律を学ぶ楽しさを知った。「宅建の次は司法書士を受けてみましょう!」というフレーズを良く目にしたので、いつかは司法書士の勉強をしたいと思った。

合格するまでに時間はかかったけど、その後、なんとか司法書士試験に合格することができた。法律家を目指すきっかけをくれた宅建士試験に感謝している。


2021年版 宅建士問題集 過去問宅建塾〔1〕 権利関係 (らくらく宅建塾シリーズ)


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