平成31年1月30日は、平成30年度行政書士試験の合格発表の日。
平成30年度行政書士試験 合格発表概要
平成30年度行政書士試験の合格者は、4,968人、合格率は12.7%だった。昨年、平成29年度の合格者は6,360人、合格率は15.7%だった。行政書士試験は300点満点中180点以上得点しないと合格できない絶対評価。今年の試験は難しかったんだろうと思う。最年長合格者77歳も凄いけど、最年長申込者94歳も凄い(><)。
行政書士受験生のブログやtwitterの反応を見ていると、一般知識等で出題された内容に物議が出ていた模様。結局、没問になった問題があったようで…。こういうのって、本当にやめて欲しい。人生をかけて資格を取得しようと頑張っている受験生を冒涜している気がする。平成29年度試験の時には答案紛失事件もあったしね。
何はともあれ、合格された皆様、おめでとうございます!
もし不合格だったとしても・・・
先日、テレビ番組のコメンテーターが、「試験は勉強することだけじゃなく、当日に風邪を引かないとか、本番に実力をピークに持っていくスケジュールを立てるとか、そういったことを含めて”試験”だ」みたいなことを言っていた。これについては、ほぼほぼ共感できるけど、ちょっと出来ないところもある。
行政書士試験に限らず、試験はどんなに勉強していても、その年に出題される問題との相性とか、当日のコンディションで結果が左右されるところがある。
合格するだけの実力がなかったと言われたらそれまでなんだけど、その一言で片づけられない何かが試験には潜んでいるのも事実。「試験には魔物が住んでいる」みたいなことを言う人もいる。真剣に勉強して試験に臨んだ人にしか分からない感覚だと思うので、もし不合格だったとしても、外野があーだこーだ言っているのはあまり気にせず、色々我慢して、一つの目標に向かって邁進してきた自分を、まずは労わってあげたら良いんじゃないかな。
自分は司法書士試験に3回落ちて、4回目で合格した。1回目は箸にも棒にもかからなかったけど、2回目・3回目は、それなりにちゃんと勉強して受験した。でもダメだった。勉強しても勉強してもダメで、挫折しそうになったことも何度もある。でも、司法書士になりたいという気持ちがなくなることは無かったし、受験勉強をやめるという選択肢は自分の中には全くなかった。合格するという気持ちを持ち続けて、継続して努力を重ねれば、必ず結果はついてくる。
あと、今だから言えることかもしれないけど、受験勉強が長引くと、否が応でも人生について色々考えたり、大なり小なり沢山の挫折を乗り越えたりするので、人間的に成長すると思う。
受験勉強するにはお金が必要だし、色んなことを犠牲にして勉強しないといけないので、勉強期間が長引くとデメリットもある。でも長引いた分、試験に関する知識は深まるから実務についた時に役立つだろうし、辛い経験を短期合格した人より多くした分、人の痛みや気持ちが分かるようになるとも思う。資格者として仕事についた時に、長引いた受験期間で得た経験が役に立つ。そんな気がする。
行政書士試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした!