司法書士の仕事

司法書士のお仕事1[会社設立]

司法書士の仕事会社設立

司法書士試験に合格し、新人研修も終わり、最近、友人や知り合いからちょくちょくお仕事の依頼を頂くようになった。まだ登録前なので、司法書士としてではなく、事務所の仕事としてだけど。

一番最近では、会社設立のお仕事の依頼を頂いた。友人の友人が株式会社を設立するとのことで、うちの事務所を紹介してくれた。とってもありがたい。

もともと商業登記は好きなのだけど、その中でも特に会社設立の仕事が好きだ。

会社設立の仕事が好きな理由

これまで受けた会社設立のお仕事は、今まで個人事業でやってきて、売上が伸びてきたので法人成りしたいといった理由が多かった。税金対策で会社設立する等の理由は除いて、会社設立の仕事って、とても前向きな仕事。

同年代で個人事業で成功している人は、皆キラキラしている。自分がやっている仕事に誇りを持っていて、事業内容を熱く語ってくれる。そういった人達と話していると、自分も前向きになれるし、エネルギーを貰うことが出来る。

これから益々活躍していくだろう人の、会社設立というターニングポイントに関われることが嬉しい。そういう訳で、会社設立の仕事がきたら、テンションが上がる。書類作成もマッハでしたくなるw。

会社設立登記の流れ

司法書士がする株式会社の発起設立登記の流れは大体こんな感じ。(※うちの事務所でやる場合のざっくりとした流れです。)

  1. 打ち合わせ
  2. 書類作成
  3. 署名・押印
  4. 定款認証
  5. 出資金の払込
  6. 登記申請

①打ち合わせ

まずは、依頼者と打ち合わせをして、商号や本店・事業目的など、会社設立に必要な情報をヒアリングする。打ち合わせは、チェックシートに基づいておこなうので、大体はスムーズにいく。

打ち合わせが終わったら、依頼者には①法人印、②印鑑証明書を準備してもらう。

②書類作成

打ち合わせでヒアリングした内容に基づいて、定款等の必要書類を作成する。

作成した定款は、公証人に認証前の事前チェックをして貰って、内容に問題がないかを確認してもらう。事前チェックの際には、実質的支配者の申告も一緒に行う。

定款の事前チェックが終わり、法人印の作成と印鑑証明書の取得が出来たとの連絡があれば、作成した書類に署名押印して貰うために、2度目の打ち合わせをおこなう。

③署名・押印

作成した書類を説明しながら内容を確認して貰って、内容に問題がなければ署名・押印を貰う。この時、①法人印、②印鑑証明書、③個人実印を持ってきて貰う。

発起人になる方が全員居合わせられない時は、後日、その方達の署名・押印を貰う。

④定款認証

申請用総合ソフトを使用して、電子定款を公証役場へ申請する。公証人と認証日を決めて、公証役場へ行く。

委任状や印鑑証明書・空のCD-ROM・認証費用等、定款認証に必要な書類を持って行くのを忘れずに。

⑤出資金の払込

定款認証が終われば、依頼者へ連絡して、出資金を指定口座に払い込んで貰う。払込後、通帳を持ってきて貰って3回目の打ち合わせ。

払込口座の通帳のコピーと、払込があったことの証明書を合綴して法人印で契印する。その他、登記申請に必要な書類に押印して貰う。

⑥登記申請

設立日が来たら、申請書と添付書類を法務局へ提出する。設立登記は他の登記に比べて申請後に比較的すぐ完了する。

完了したら、登記簿謄本を取得し、印鑑カードを受け取り、依頼者へ完了書類を一式渡し、登記費用を頂いて、事件完了となる。

依頼者から食事のお誘いを頂いて嬉しかった話

友人から紹介して貰った依頼者は、熱い思いを持っていて、まっすぐな信念を持っていて、対応もスマートな方だった。とても素敵な方だったので、設立の仕事が終わっても何かしらのお付き合いが出来たらいいなー、なんて密かに思っていた。

そんな矢先「良かったら、今度お食事でもいかがでしょうか?」というお誘いを頂いた。「飲みに」ではなく「お食事」という言葉使いが上品で素敵w。是非とも!という訳で、紹介してくれた友人も誘って、先日、食事に行ってきた。

会社経営の話、今後のビジョンの話、業界をどうやって盛り上げていけばいいかという話。どれも前向きでポジティブで、終始キラキラした雰囲気に包まれていた。こういった人と一緒に仕事出来たら幸せだろうなーと思った。

同年代の経営者から得た刺激を活力に、明日からも頑張ろう◎


他の人はこんな記事も読んでます