本試験/自己採点実況中継

司法書士試験2018【実況中継】午前その1民法・刑法・会社法

「始めてください」の合図とともに、遂に始まった平成30年度の司法書士試験。開始直後はこれまでにやることやったという自負からか、全く緊張はしなかった。

民法親族・相続法(第20~23問目)

まずは第20問の民法親族法から。1問目の憲法や4問目からの民法総則は考えて解く問題が多いので、試験開始直後のまだ頭が回っていない状態で解くのはパフォーマンスが良くないことをこれまでの模試や答練で感じていたので、単純に覚えているか否か、知っているか否かで解ける親族相続から解くことにしている。

第20問目は夫婦の財産関係に関する問題。「え、法定財産制?」まさかのこれまでに見たことない肢が初見に…。でも直前期に民法のテキストを読み込んでいて、テキストにチラッと書いてあった夫婦の法定財産制を読んでいたので、そこから知識を引っ張り出して判断することが出来た。例年だといきなり見たことない肢が出てきたらテンパっていたと思うけど、今年は見たことない肢を脳内にあった知識を引っ張り出して判断できたことで「これはイケる」という感覚になることが出来た。(正解肢のイとエが基本知識だったので、アの肢で判断する必要は無かったのだけど。)

第21問目は認知に関する問題。「キター、認知」。ケータイ司法書士でもテキストでも認知は何度も読んだので「ヨシっ」って感じで取り組む。軸肢と組み合わせで自信を持って解答。

第22問目は共同相続。これも正解肢が基本知識だったので直ぐに解答して次へ。

第24問目は相続人不存在。単純正誤。「1よく分からん、2全く分からん、3よく分からんけど×かな…、4よく分からんけど○かな、5よく分からんけど×かな。。。え、全然分からん。でもなんとなく4が○だと思ったから4にしとこ。どこかの予備校の講師が迷ったら4とか言ってたし。」全然自信なく解答した。でもここでもヤバいヤバいとは思わずに「これ多分他の皆も出来なそうだから捨て問だろうな」と冷静に客観的に捉えて次に進むことができた。(実際に捨て問なのかどうかは分かりません。あくまでその時そう思ったということです^^;)

刑法(第24~26問目)

第24問から刑法へ。始まる前は「刑法どんとこい!」と思っていたので刑法は臆することなく取り組めるつもりだったのだけど、「え、文書偽造?刑法1問目は財産罪じゃないの?」と多少面喰いながらも問題文を読む。文書偽造の罪は少し苦手意識があったのだけど、これも正解肢が基本知識だったので解答できた。

第25問目は自首。「え、自首・・・?1問目が文書偽造で2問目が自首?今年の刑法どうなってんだよー」と思いながらも問題文を読む。アもイもウも良く分からん…。エだけ分かってオも分からん。エを軸肢にして組み合わせのイとオで判断。オがなんとなく根拠もなく×だと思ったのでイとエの組み合わせの4を選択。(結果、正解はアとウの1だったので、全くかすりもせず間違えていたのだけど笑。)

刑法なんか嫌な感じやなーと思いながら第26問へ。ここでやっと生命・身体に対する罪という見慣れたキーワードが目に入ってきた。「ほっ。。」露出説とかPTSDとかあまり見たことない肢に気を取られたけど、見慣れた肢があったので、それを軸にして判断。「なんで財産罪とか放火とか出してくれへんねん!」と勝手な思いを抱きつつ、会社法へ進んだ。

会社法・商法(第27~35問目)

第27問からは会社法。会社法1問目は設立の問題がお決まりなので、今年も設立が出て安堵感ハンパない。発起人の責任とか苦手な肢もあったけど、過去問知識やテキストの知識で解答を導いて次へ。

第28問目は譲渡制限株式。○を選べなのに○だと思う肢は自信が無かったけど、×だと思った肢に自信があったので、消去法で○のものを選んで次へ。

第29問は新株予約権。「新株予約権って出るとこ決まってるよな、ありがとー試験委員」と思いつつ、解いてみたらそんなことなかった汗。知らん肢があったけど正解肢が自信もって選べる肢だったので、それを選択して次へ。「今年の試験、知らん肢混ぜながらも正解は基本知識で導けるように問題出してくれてるんじゃないか?」という思いが頭をよぎる。

第30問目は株式会社と取締役の取引。「利益相反かな?」と予想を立てる。予想あたって利益相反が主な問いだったこともあり、抵抗なく問題に取り組めた。でもこれも即判断できる肢が少なくて迷ったけど、軸肢判断でとりあえず答えを選択して次へ。

第31問目は監査役の問題。「ここでキタな、オーソドックスな問題、ありがとー」と思いつつ解いたら案の定基本的な問題でさらっと答えを出して次へ。

「たまに交じってくるこういう基本問題安心するわぁ」と心の中でつぶやきながら第32問目へ。「持分会社!文章短っ!」問題も易しくて即解答で次へ。

第33問目は社債管理者。「マイナー問題きたな、コノヤロー。でもマイナーな問題って単純な知識で解けることが多いから解けるはず」と思って取り組んだけど、「え、知らない肢ばっかり…イの社債管理者は各社債の金額が1億円以上である時は不要ってことしか分からん」となって、イを軸にとりあえず選択して次へ。「やっぱり試験委員って意地悪やな…」と思い前言撤回。

第34問は吸収合併。「組織再編は落ち着いて会社形態の把握したら解けるはず。しかし毎度のことながら組織再編の問題文って長いな。」と思いつつ難なく解いて次へ。

第35問は場屋の主人の責任。「え!場屋の主人!?なんでこんなマイナーなとこから出すねん!必死で覚えた商行為の問題とか出してくれよ」と思いつつ取り組んだ。「ア○、イ○、ウ○、エ○、オ○…。×選べやのに全部○に思える、ガーン。もっかい見直そ。アは絶対◎、イも絶対◎、ウはもしかして×かな。エも絶対◎やし、オは多分○…。ということは組み合わせでウとオが×で正解肢かな」という感じで解いた。「場屋の主人の問題とか、重箱のスミから問題出してくるねんな。(←あくまで個人の勝手な感想です)」

民法親族相続、刑法、会社法・商法を解いて、次は第4問目の民法総則へ。

ここまでかかった時間は正確には忘れたけど、「落ち着いて解けてるし、時間もあるし今年はイケる!」とこの時点では思ってたような気がする。


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