本試験/自己採点実況中継

司法書士試験2018【実況中継】午後択一その3商業登記法

去年の苦い記憶からちょっとした緊張感を持って取り組んだ不動産登記法も、自分の感覚では難なくクリア出来た。いよいよ最後の砦、商業登記法へ。

商業登記法は過去問は解けるのだけど、模試ではすこぶる点数が悪かった科目。必要な知識は多分揃っているのだけど、午後試験の時間が無い中で超集中して連続で問題を解いていって最後に解く科目なので、頭が疲れてミスをするんだと思う(という自己分析。)。

そうであれば商業登記を初めの方に解くということも考えたのだけど、やはり午後も午前と同じで知ってるか否かで判断する民訴系から解くのがリズムに乗れて良いと思い、解く順番は第1問から順番に解くことにした。

ささやかな抵抗として、不動産登記法が終わった時点で、深呼吸をして一息入れることにしていた。

商業登記法(第28~35問目)

不動産登記法が終わって、決めていた通りに深呼吸をして商業登記法へ進んだ。時間は確か13時55分だったと思う。

「あと15分で8問解けばいいのだから、1問に2分程度時間をかけられる。良いペースで解けている。」という感覚。でもこの感覚がこの後すぐに崩れていく・・・。

第28問目は印鑑の提出。印鑑の提出は今年なんとなく出そうと思っていたので、前日にさらっと復習していた。少し迷った肢もあったけど、正解肢を出して次へ。

第29問目は株式会社の設立。設立も毎年出るし想定内。でも文章が異常に長い…。しかも内容が細かい…。分からん分からんと思いつつも、組み合わせで何とか答えを出して次へ。

ここで時計を見たら14時00分近かった。「ヤバい…。1問に時間かけすぎている。」試験前に択一は80分かけて14時20分までかかっても良いと思っていたのに、いざ14時00分という時間を見ると、急に焦りが出てきた。事前に焦って解くのは絶対にいけないと思っていたのに、焦る気持ちが抑えられなかった。そんな気持ちのまま、次の問題へ。

第30問は現物出資。「現物出資は事例をちゃんと読めば解ける」と思っていたのだけど、焦る気持ちで肢を読んでいたので、全然内容が頭に入ってこない。しかも、これでもかというくらい文章が長い。そして○を選べなのに、○だと思うものが3つある。検討してもそのうちどれが×かも分からない。分からないながらもこれ×かもという肢を切って、”4 ウオ”を選択した。問題文が長くて検討に時間がかかってしまい、さらに焦る気持ちに拍車がかかったまま次へ…。

第31問は種類株式。「種類株式って検討事項多そう」もうここらへんでマイナス思考のスパイラル。さっきまでの不動産登記法を意気揚々と解いていた自分はどこへやら。苦しい気持ちを抱えながら一見で肢の判断をして答えを出して次へ。

第32問は解散後にできないもの。「肢の文章が短い!短すぎる!ありがとう涙。」これは即判断出来たので、少し落ち着きを取り戻し次へ。

第33問目は合併。「組織再編はどんな問題も文章長いんだよな・・・でも、ちゃんと読めば解けるはず」と思ったのだけど、書いている内容が全然頭に入ってこない。読み返そうにも時間が気になって、どの肢から読み返せば良いかも分からなくなって、プチパニック状態。よく分からんままに軸肢判断と組み合わせで答えを出して次へ。(結果、この問題は不正解。やはりこんな状態で解いた問題は間違えていた笑。)

第34問目は特例有限会社。「特例有限?多分解ける!」根拠も無くそう思った。ここでまた少し落ち着きを取り戻し、気持ちがもはや焦りと落ち着きのジェットコースター状態。正解肢が即判断出来たので、見直すことなく次へ。

いよいよ商業登記法の最後、択一試験の最後の問題、第35問。第35問目は持分会社。「持分会社も十分勉強した。イケる!」○を選べだったのだけど、ア×、イ×、ウ×、となった時点で選択肢を見て”5 エオ”をマーク。ここで初めて全肢検討せずにアイウの肢の検討だけで答えを出した。焦る気持ちから択一を早く終わらせたかった。

時計を見たらちょうど14時10分。予定の70分でなんとか終わらせることが出来た。でもここで後悔の念が…。択一は80分かけても商業登記の記述の時間短縮でカバーできると思っていたのに、いざ本番となると択一を70分で終わらせたい気持ちが強くなって、結果、商業登記法を焦って解いて、落ち着いて検討して解くことが出来なかった。

択一に80分かけてもいいのだから、商業登記法見直そうかな、とも思ったのだけど、焦って解いたから、ほぼ全ての肢が難しく感じて、どの肢を見直せばいいのかも分からなかった。後悔先に立たず。

もう見直すことは不可能だと思ったので、諦めて商業登記の記述へ進んだ。


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