午後はまず始まりとともに、商業登記記述の解答用紙の添付書面の欄にボールペンで「定款1通、委任状1通」を書いた。普段の勉強でたまに定款と委任状を書き忘れることがあったので、まずこれを書くことにしていた。定款は不要なこともあるけど、委任状は(解散とか一部を除いて)絶対必要なので、書いておいて損は無いという判断から。
次に答案構成用紙に会社形態の把握の記号(公/ ト/ 大/ 株/ ※)と時系列線だけ引いた。これは記述解く時に書いてもいいのだけど、いきなり択一の問題に当たって頭使うよりも、まずは無意識に手を動かすことで一呼吸置くのが良いと思っていたので書くようにしていた。
(※「公」は公開会社か否か、「ト」は取締役会設置会社か否か、「大」は大会社か否か、「株」は株式会社か否か、をチェックするための記号。)
始まりのルーティンをこなして択一へ。午後の時間配分と解く順番は「択一70分→商業登記記述50分→不動産登記記述60分。場合によっては択一80分、商業40分でもOK」と決めていた。択一→不登→商登の順に解く人が多いらしいけど、自分は商業登記の方が安定して点が取れると思っているので、記述は商業登記から解くことにしていた。
択一は素直に1問目の民訴から順番に解いていった。(ちなみに自分は5肢全部検討して答えを出す『全肢検討』で問題を解いている。)
民訴(第1~5問目)
第1問目は訴訟の承継。「訴訟の承継って参加承継とか引受承継とかでテキストのページ数も少なかったよな。基本知識で解けるかな。」と思いつつ問題へ。ア◎、イ分からん、ウ分からん、エ分からん、オ◎。イウエが分からんけど、アとオが絶対◎で組み合わせに”1アオ”があるから1番を選択して次へ。午後は時間が無いので、分からない肢は検討せずに次へ進むことにしていた。
第2問目は確認の訴え。「確認の訴えで丸々一問って珍しいな。」×を選べなのに、アとイとオの3つが×だと思う…。アとオが絶対×だと思うけど、イも×な気がする…。イが○な理由が分からんけど、絶対×のアとオの組み合わせの2番を選択して、不安を残しつつ次へ。
第3問目は文書の証拠調べ。「文書の証拠調べは過去問でも難しい問題って出てなかった気がする。」と思いつつ問題へ。でも○を選べなのに、また○だと思うものが3つある…。どれも同じく○に思う…。全く分からないけどなんとなくウが×かもしれないと思って ” 1アイ”を選択して次へ。(結果、答えは”2アウ”だったみたい。やっぱり根拠もなくエイヤーで答え出したのは間違えてるな笑)
第4問目は簡易裁判所の訴訟手続。「略式訴訟は簡裁か少額訴訟がなんとなく出る気がしていたので、簡裁キター」って感じだった。全肢を確実に判断することは出来なかったけど、軸肢判断と組み合わせで正解肢を選択して次へ。
第5問目は再審。「再審!!!?再審とか絶対出ないと思ってた!(絶対出ないなんてこと、この試験には無いのに^^;)」ちょっと焦りつつ、でも再審はハナから勉強していなかったので、もうこれは自分の中で捨て問、「間違えてもいいや」と思って問題に取り組んだ。ざっと肢を読んでみても、やっぱり分からない。多分考えても分からないし適当にこれかな?と思うものを選択して次へ進んだ。(結果、間違えていた。やっぱり適当に答え選択しても正解することはまずないな^^;)
民保・民執(第6~7問目)
第6問目の民保は執行。「民保は範囲少ないし、多分解けるはず」という気持ちで解いた。正解肢が結構すぐに分かったので、それを選択して次へ。
第7問目は民執で執行文。「執行文って丸々一問聞くほど論点あるっけ?」と思いつつ取り組んだら、案の定基本知識そのままって感じの肢で即判断して次へ。
司法書士法(第8問目)
第8問目の司法書士法は司法書士の業務について。「司法書士の業務についての問題は定番やな。イケるはず。」予想通り過去問でも頻出の内容で即判断出来た。
実は「司法書士法で間違えるなんて絶対嫌だ…」って勉強中から思っていたのだけど、直前の伊藤塾の模試で出た司法書士法の問題が全然分からなくて、「司法書士法落としたらどうしよう…」と少し不安になっていた。本試験ではオーソドックスな問題が出て安堵した。
供託法(第9~11問目)
第8問目から供託法。供託法の1問目は申請手続。×を選べだけど、ア○、イ○、ウ○、エ分からん、オ×、となって組み合わせでエオの5番を選択して次へ。
第10問目は弁済供託。「弁済供託とか見ると安心する。供託法の中でもど真ん中な分野を出してくれてありがとう。」と思いつつ問題へ。即判断で答え出して次へ。
第11問目は担保(保証)供託。「供託法は過去問解いてりゃ解けるっていうのはホンマやな。担保供託も頻出分野やん^^」とか思って解いたけど、ところがどっこい、組み合わせ使っても正解肢が出ない・・・Σ(゚д゚lll)ガーン。「考えよう、思い出そう、頑張れ自分。」よくよく一肢一肢を検討したら答えが出た。
ここまでで確か1時15分くらいだったと思う。良いペース。前半のマイナー科目を解き終えて、「民訴は難しかった。その他は易し目だった。」という感覚だったと思う。問題を淡々と解くリズムにも乗れていた。午前と同じく緊張も全くしていない。
次からいよいよ去年大失敗した不動産登記法。気合い入れてイコー!!
1. 前日
2. 当日朝から試験前まで
3. 午前択一 その1
4. 午前択一 その2
5. 午前択一 その3
6. お昼休み
7. 午後択一 その1 ←今ココ!
8. 午後択一 その2
9. 午後択一 その3
10.午後記述式 商業登記法
11.午後記述式 不動産登記法